『吉本興業、カネの成る木の作り方』 [本]

2021-05-29T17:14:38.jpg
大下英治 :著(講談社)

図書館で別の本を探しているときに出会った本。
迷わず借りた。
吉本興業のすごさは、何度不況に立たされても、「これからは萬歳や」「これからはラジオや」「これからはテレビや」と、あの手この手で市場を先読みし、「笑いの文化」を市井に提供し続けていることだと思う。

操業メンバーの方が、これからは萬歳の時代や! となったとき、萬歳師たちに発破をかけたという。
「体の中の毒を消すことができるのは、薬と笑いや。体に効く薬と違って、心に効く笑いは副作用の危険性もないから、ええことずくめや。あんたらは、その尖兵やで」

これが、吉本興業の神髄なんじゃないだろうか。(素人考えだけど)

でも本書の内容が、「こんな沈んだ時代にこそ笑いや!」みたいな美談になっていなくてよかった。
タイトル『吉本興業、カネの成る木の作り方』はすごく納得。
笑いも興行。芸人さんも職業。ビジネスだものね。

最近ニュースでいろいろ取りざたされて、芸人さんたちも大変そうだけど、「箱」があるから
活躍できるっていう側面もあると思うの。
ワタシたち視聴者も、笑いを欲して応援しているんだから、あんまり自分たちのモラルを押し付けるのもどうだろうなぁ。

どうか、「吉本よし」「芸人さんよし」「視聴者よし」の三方よしになりますように。


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免許の更新 [日常]

ここ十数年、ペーパードライバーなので、めでたくもゴールド免許。
次の更新は5年後だから、写真は重要。
流れ作業的に、はい次、はい次、とほぼ一発勝負のようにシャッターを押される。
ちょっと、ちょっと。今押したの? 油断したよ。
30分の講習も、写真の出来が気がかりでならぬ。

ホントに気に入らないときって、撮り直してくれるんだろうか?
そんなこと言う人いるのかな?


ついでに、SDカードを作ってみることにした。
これから先、また車に乗り出したら、もう優良ドライバーにはなれない気もするので、
これが最後のチャンスかもしれない。
せっかくだから割引の恩恵を甘んじて受けようと、サービス提供店を見てみると、
住民票のある都道府県内のお店に適用なのね。
何の疑いもなく、全国共通だと思ってた。

しまったー。
一覧に載っているお店、ほぼ遠いし、ほぼ使わない。
あんまり恩恵なさそう。



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『今夜もカネで解決だ』 [本]

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ジェーン・スー :著(朝日新聞出版)

タイトル通り、日々の疲れ(凝り)をお金で解決!
ウラヤマシイ。

といっても、私にはもうそんなに仕事は頑張れないし、そもそも能力もないから、「こうなりたい!」とは思わないけど、自分の体のメンテナンスに存分にお金をかけられる思い切りはウラヤマシイ。

癒やしの施術に対して、何を返せばいいのか歯痒く思ったスーさんは最後に

"そうだ、カネを払おう。そして笑顔でお礼を言おう。また次もお願いしよう。"

と書かれていた。
これぞ、サービスの対価だと思う。

やっぱりかっこいいな。

麻布十番や表参道とかの高価なサービスは受けられないけど、ワタシも分相応のサービスを受けて充分ほぐされたなら、笑顔でお礼を言おう。

コロナだからと、遠慮して一年行ってなかった近場のマッサージ屋さんに、この週末行ってこよう。
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『女の甲冑、着たり脱いだり 毎日が戦なり。』 [本]

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ジェーン・スー :著(文芸春秋)

図書館で、ジェーン・スーさんのエッセイを数冊借りてきた。
しばらくスーさん祭り。

Twitterのタイムラインに、「『生きるとか死ぬとか父親とか』の文庫本が重版になって、ドラマの影響のすごさを感じてる」みたいな、ご本人のツイートが流れてきた。
そうだろなぁ。
原作はもちろんだけど、ドラマの作りもすごくいいもの。
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『わたし、定時で帰ります。』 [本]

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朱野帰子・著(新潮文庫)

お仕事小説は好きなんだけど、自分をしっかり持っている主人公とかってかっこいいんだけど。
楽しかったんだけど。

みんな仕事がデキすぎて、感情移入しきれない。

「仕事デキるからイイヨネー」って、ひがんじゃうわ。

続編はどんな感じかなー。
読まなきゃ。
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『生きるとか 死ぬとか 父親とか』 [本]

2021-05-06T23:31:22.jpg
ジェーン・スー :著(新潮文庫)

ドラマがあまりに良くって、本を買ってしまった。

文字だからこそ、胸に染み入る表現に溢れてた。

ちょっと笑えて、自分と重ねてみたりして、ホロリとして。

早く次のページを読みたいと気は急くのに、内容の濃さにたびたび息継ぎのために手を止めた。

じっくり味わって読んでほしい一冊。
なにかにつけ、ふと読みたくなるだろうから、すぐに取り出せる棚に置こう。
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『ボダ子』 [本]

2021-05-04T18:35:03.jpg
赤松利市・著(新潮社)
著者、4作目の作品。
ほぼ実体験という。


読んだあと、どっと押し寄せてくる何と言い表せばいいのかわからない感情を、どこにぶつければいいのだろう。

このモヤモヤ感、この作品では、
「おっさん。
おっさん! オッサン!!!」
の一言だ。

腹立たしいわけでもなく、憐れむわけでもなく、ましてや、(こんな生き方を)憧れるわけでもなく。
まさに、小説、という気がする。
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