『本屋さんのダイアナ』 [本]

2023-11-29T17:59:43.jpg
柚木麻子[新月]著(新潮文庫)

『店長がバカすぎて』で初めて知ったんだけど、この『本屋さんのダイアナ』で改めて衝撃。
書店員さんには、新刊のゲラ読み、書評の依頼なんかもあるなんて。

大手の本屋さんならではのエピソードなんだろうな。
昔本屋でバイトしてたけど、版元さんが来られたこともなかったなぁ。
ちょっと憧れる。

女の子の友情も、喉から手が出るほど、いまだって欲しい。
綾子ちゃんとダイアナの絶交のきっかけも、一括りにすれば、独占欲からきたヤキモチだ。

こども時分の幼い嫉妬だ、とオトナぶれないのは、今だってそんな嫉妬心を抱いてしまうことがあるから。これは女性特有なものなんだろうか。

この本のダイアナのように、自分の足で立って、自分で未来を引き寄せたい。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:moblog

『店長がバカすぎて』 [本]

2023-11-25T22:06:12.jpg
早見和真・著(角川春樹事務所)

20代のころ、本屋さんでアルバイトをしていたことがあるので、薄給を嘆く気持ちはよく分かる!
ほんと、やりがい搾取だと思う。
でも、楽しかった。

小さな個人書店さんだったから、まず初版の新刊は発売日に来ない。
ある程度市場に出回ってからやっとこ、3冊ほどお義理のように入荷する。
売りたいのに売る本が来ない、このもどかしさ。

本屋大賞ノミネート作というのも納得です。

続編も出てるので、読まなくっちゃ。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:moblog

友達が送ってくれた荷物の件 [日常]

友人が、自分の好きな写真家さんのカレンダーと、旅行のお土産を送ってくれたのだけど。
サッポロ一番とか、スナック菓子とか、アロマオイルとか乾麺とか、缶詰とか、その他の品物で溢れてた。
母の愛っぽかった。

あたたかい…。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:moblog

映画『ミステリーと言う勿れ』 [日常]

午後は年休を取って、映画を観に行った。
楽しかった。

整くん、いいなあ。
彼の心の傷、ドラマで語ってくれるのかな。

nice!(0)  コメント(0) 

『ウツボカズラの甘い息』『慈雨』 [本]

2023-11-19T22:57:30.jpg
柚月裕子[新月]著(幻冬舎文庫、集英社文庫)

もう、語彙が追いつかない。
夢中になって読んでしまう。

『ウツボ~』の文絵さんはその後どうなったんだろう。無罪で釈放されても、ストレスで限界ギリギリまで追い詰められた心で、日常生活はどうなってしまったんだろう。

『慈雨』は、元警察官の神場さん、十六年前の事件は冤罪だったのだろうか。
気になってしょうがない。

物語の登場人物が実在するかのような錯覚すら覚える。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:moblog

メンタルがダメな日ってあるよね [日常]

今日がそうだった。
それ、私の落ち度なの? ってことがあって、とても釈然としない。
ルールに則ってやるべきことしただけなのに? 
いつもなら、「腹立つ―!」って思うくらいだけど、今日はもうだめだ。
いい歳をして会社で泣いてしまった。
人前ではなく、壁に向かって一人で席でグスグスと。

気を取り直して仕事をしていても、ふとした時にツーと涙がこぼれてて、
これ、もしかしてあかんやつやん?

今日はもうふて寝しよう。
金曜日でよかった。

nice!(0)  コメント(0) 

『蟻の菜園』 [本]

2023-11-07T21:54:10.jpg
柚月裕子・著(角川文庫)

弱い。姉に守られるのが当たり前と思っているかのように全身で縋る妹。
そして心の平穏を保つためにギャンブルに依存。
お金を工面するために姉の名を使う。

姉がかわいそうだ。
どこまて甘えるんだ。

と、五章くらいまで思っていた。

ところが最終章でこのタイトルに至り、ものすごく得心。
そういうことだったのか。

主人公のライターが、たどり着いた真実をどう記事にするのかすごく興味あったんだけど、そういう終わりではなかった。

私だったら書けるだろうか。
最善手だと思って助けた方法が、数十年後悲劇を生んだ。
手を貸した善意の人を、記事で暴けるだろうか。
暴く必要があるだろうか。

知る権利、知らせる義務。

ものすごく深い小説だった。
nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:moblog