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『不審者』 [日常]

2024-04-14T10:49:17.jpg
伊岡瞬・作(集英社文庫)

毎作品、出だしから惹きつけられる。
え、どういうこと? どうなってんの?
と読む手が止まらない。

そして最後の展開に、え、そうなの??

となる。
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『定年オヤジ改造計画』 [日常]

2024-04-13T14:44:27.jpg
垣谷美雨・作(祥伝社文庫)

このシーン、見覚えがある。
と思うと、ドラマで見たんだった。
その時も思ったけど、ジイジはいい人だなぁ、ということ。

妻に子どもに息子の嫁に、自分の価値観を押し付けていて、その考えがどれほど今と合っていなかったかに思い至り、前向きに変わっていこうとするあたりは、ほんとに人格者だなって思う。

たとえ、現役の会社勤めのときが亭主関白のようでも、自分を変えられるというのは素敵なことだ。
十志子さんは見る目があったんだろうな。
そして彼女も、とても我慢強い人格者だった…。

じんわり、うらやましい。
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言葉が古いんだなと思う瞬間 [日常]

100均ショップで、店員さんに商品を聞いたときの会話。
私「虫眼鏡はどこにありますか?」
店「それは夏の商品なので、(まだ)置いていません」

夏?

私「こんな(指で丸の形を作って)ので、小さいのも大きく見えるレンズですけど…」
店「(一瞬固まり)あ! こちらです」

虫かごか何かと勘違いしたんだろうなぁ。

商品棚を見て思ったよ。
そっか。
今は「拡大鏡」または「ルーペ」と言うんだね。

ごめんよ。
言い方が古かったね。
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『新版 思考の整理学』 [日常]

2024-03-24T14:37:17.jpg
外山滋比古・著(ちくま文庫)

童話『桃太郎』には諸説ある。
流れてきた桃を食べたおじいさんおばあさんが若返って、桃太郎を授かった、というのは有名な説。
桃は若返りの効果、不老長寿の象徴のイメージと、女性を想起するキーワードでもあるから、なるほどなー。と思ってた。

今の形に落ち着いたのは、どうも江戸時代に、子どもたちに「どうして若返ったら赤ちゃんができたの?」と聞かれて困った当時の大人たちが「桃から桃太郎が」と話したのだと、ネットに書いてあった。(ほんとかな?)

ところが、この本では「インブリーディング」を戒める教訓を含んでいるように思う、と違う角度から分析されていた。
そういえば、昔は家督とか、家名とかの理由で近親結婚が繰り返されてきた歴史がある。
そのためか、後継ぎができず養子縁組をすることは一般的だったように思う。由緒正しいおうちとかお武家さんとか。
このおじいさん、おばあさんもそのインブリーディングの弊害を受けていたという仮定。

「河を流れてきた桃というのは、縁もゆかりもない”流れものの女”である」

なんと!

「”流れ者の女”などとしては人々に受け入れられない。それで河を流れてきた桃とした」
そして、その桃から健やかな桃太郎が生まれるというのは、優生学上の知識を具体例で示したことであるにすぎない、と論じている。

うーん。(私にとっては)新解釈!

驚きはまだ続く。
それを読んで、私はてっきり、その流れてきた女をおばあさんが内助の功として、おじいさんにすすめたのかと思った。
昔話のおじいさんって、たぶん年齢は4.50代だろうし。
すると著者は、その女を息子に娶せたとしている。

息子いる設定なの? その可能性を考えたことなかった!

「(あわれをとどめるのは、桃太郎の父親である。どこにも姿をあらわさない。おじいさんは、いるにはいるが、山へしば刈に追いやられて、嫁えらびには口が出せない)。」

それも新解釈!!(私的に)

「昔の人たちがインブリーディングの害にいかに深くむしばまれていたかの証拠である」
とあるので、これはおじいさんおばあさんだけの問題ではなく、親類縁者が固まっている集落だから、息子に村のどの家から嫁を貰っても子どもができない(できにくい)ということだろう。

著者としては、ここだけをクローズアップして紹介されるのは不本意だと思う。
単に知識の偏りだけではいけないよ、という事例のひとつとして紹介されている。
本当は、若者へ新しい頭の使い方について書かれた本だ。

ただ私が、在来野菜の「種」について考えているから、
読了後の今現在、この一部分が刺さったということ。

読み手のその場その時に刺さる一文。それは人によって違うのだ。
そこに気づけるのが読書の醍醐味。と、私は思う。


タイトルに則り、自分なりに「思考を整理」してみた。

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新しいことを初めて見る [日常]

5月からだけど。

今日申し込みをしてみた。
約3か月、編集工学について思いを馳せよう。

職場の方が、区内のカルチャーセンターでお得に、ストレッチやボイストレーニング、
英会話と、習い事で忙しい日々を過ごしているらしく、ちょっと見習おうと思う。
わたし、毎週末暇だもんね。
これではイカンわ。

まあ、残念ながら、カルチャーセンターでは教えてくれないジャンルなので、そこそこな
受講料になってしまうけど。


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