コミュニケーションはキャッチボールとはよく言ったものだ

初めての美容院に行ってきた。
カットとカラーに特化していて、仕上げのブローはセルフという。
そのぶん格安。

同じような形態の美容院でカラーをしていたけど、美容院帰りとは思えないほど髪がバッサバサになるから、格安ってのはどうだろう、とちょっとビクビクしながら扉を叩いたら。

いい感じだった。
話もさり気なく日常会話で、楽しかった。

普段は美容院で話しかけられるのが苦手。何を話していいかわからないし、若い美容師さんが降ってくれる話はノリがよく分からなくて困惑する。
だってほとんどが彼氏や彼女、ご自分の生い立ちのことを話題にしてれるから、聞いていものかどうか…。
相づちも打ちづらい。

このお店の店長いわく、実は人見知りなんだという。こんなに気さくにお客さんと話しているのに？
「それは立場ですね。ぼくとお客さん、一対一だから、お客さんはぼくに話かけられたら話すしかない。そういう安全のもとに成り立っているんです」

なるほど！　会話が成立する条件はキャッチボール！

私も取材となったら、面識のない人にもさり気なくそこそこ人当たり良さげに話しかけることができる。
話しかけられた方も、無下にはしにくいだろうし、相手をしてもらいやすいという安全が確保されていたからなんだ。

一つ言語化できて、スッキリ。

のど元過ぎそう

国内の感染者数がめっきり下がってきて、もう収束かな、と単純にも思ってしまう。
他の国ではまだまだ大変そうなのね。

飲食店も時短解除になるみたいだし、GO TOも再開の兆し。
第六波ってホントに来るのかな？　
このまま収まってくれないかなー。

認識甘いワタシ。

呼び止められやすい理由がわからぬ

今の町に越して来て7年くらい。
なんでかアフリカ系（？というのかな）の男性から声を掛けられる。
今日で4回目。

1回目は駅を出たところで声を掛けられ、日本人特有の曖昧な苦笑いが良くなかったのか、しばらくついてこられてしまって、本屋に駆け込んだ。

2回目も駅近く。
行くところがあるので、と断っても、本屋までついてきて、仕方がないので喫茶店に逃げたら、目の前の席に座られてしまった。
「もうお店の人に助けを求めるしかない」と思ったとき、その人は電話で話しながら出て行った。

ここですぐにお店を出ると、外でまた出会ってしまうかもしれないし、かといっていつお店に戻ってくるかもしれない。
コーヒーを飲みながら３０分ほどひやひやしていた。

いつまでも喫茶店に居ても仕方がないので、意を決して出ようとしたら、店長さんが「あの雑貨屋さんの中を通って帰りなさい」と気遣ってくれた。

3回目は、マンションを出たところで。
前から自転車に乗ってきた人がおもむろに私の横で急停車。バッキバキに割れたスマホを無言で突き出してきた。
スマホからは声が聞こえる。

この電話に出ろってか？　

電話の相手は日本語で、どうもこのバッキバキに割れたスマホを修理に出そうとして、道に迷っているらしい。
仕方がないから、電話片手に案内したけど、もし私がこのスマホを持って走って逃げたらどうするんだよ。

無事案内できたけど、その人は修理屋さんに「道がよくわからなかった。説明が悪い」みたいなニュアンスで文句をまくし立てていたけれど、まずは私にはアリガトウでは？
まあ、いいんだけど。

そして、今日。
またしても、「こんにちは。どこに行くの？」（英語だったけど、たぶんこのニュアンス）
今回は知らんぷりをしたら、後ろから追いかけてきて顔を覗き込んだりしてきて、目的が分からないから怖かった。
そのうち「ピッグ　ピッグ！」（こんな発音だった）って言われたんだけど、どういう意味だろう。

まあ、決していい言葉ではないだろうなー。

決してナンパではないだろうから、余計に目的が分からなくて戸惑ってしまう。

白馬の王子様はもういない

コレステロール値が高くて、病院で薬を貰っている。
職場が移転したので、今までの病院がちょっと遠くなり、今日から別の病院にかかることに。

ニコニコと、やさしげな先生が「そういうお年だからね。今までは白馬の王子様が守ってくれていたけど、もういないからね。あ、王子様はホルモンね。これからは自分で守らないとね」

デスヨネー…。

新幹線が止まってしまった

お昼ごろに愛知で人身事故があったとかで、新大阪で17時まで足止めだった。
お腹も空いたし、待ちくたびれたけれど、誰に憤ればいいんだろう。

接車したのは女性だという。
どうして線路内に立ち入ってしまったんだろう。

アナウンスで車掌さんが遅れたことを謝ってくれるけど、ＪＲが悪いわけでもないしなぁ。
それよりも、今日中に復旧してくれてありがたいよ。

日常の当たり前は、薄氷の上に成り立っている。

ドクターイエロー

昨日、新大阪のホームでばったり出会えてしまった、新幹線のお医者様。

とてもレア車両で、出会うと良いことがあるとウワサされている。

鉄道はこういう楽しみがあるから、素人から見てもやっぱり魅力的。
運気も上がりそう！

言い間違いか、聞き間違いか。または勘違い

デパ地下でお弁当を三人分買って、今では接客の標準対応として袋の有無を聞いてくれる。

「紙袋でお願いします」と、
「ポイントを使ってください」
と言ったつもりなんだけど。

手渡された商品は、丁寧に何重にもしてくれたポリ袋入り。
そして、ポイントはしっかり貯められていた。

あれ？

まぁ、いいんだけど、私の言い間違いだったのかな？ってさらに自分に自身がなくなるのだよ。

『切れない糸』

坂本　司・著（創元推理文庫）

殺人事件のない、やさしいタッチのミステリ。
好きー。

解説で、
”（著者は）ミステリでいつも不満だったのは、一話限りで去ってしまう、使い捨ての人物が多かったこと。だから「死ねば事件だ」のような話だけは書きたくなかった”と発言されているーーー

と書かれていて、すごく共感した。
そうなんだよね。
名も無き死体が多すぎる。
こんなミステリもいい！

うれしかったこと

昨日の地震で、心配して連絡をくれた人達がいたこと。
気にしてくれる人がいるっていうだけで、うれしい。

今日出社したら、「夜、ちょっと飲みに行こう」と誘ってもらったこと。
すごく楽しかった。

人って、他の人に認識されてはじめて、自分の存在を実感するんじゃないだろうか。

声を掛けてもらえる。気にかけてもらえる。
なんかそれだけでもうれしかった。
そういえば、イジメでいちばん辛いのは「無視」だという。

やっぱり、会社にはある程度出社したほうがいいなぁ。楽しみがある。
ワタシ的にはだけど。

地震は怖いなぁ

そっと背中を押してほしい。
突き落としてほしいのではなく。

ちょっと大きな地震があった。
こういう自然災害に出くわすと、もっと後悔しないように生きないと、と思うんだけど、その踏ん切りがつかない。

それは、明日も変わらず同じ一日が始まるのだと信じているから。

そんな「まさか」が起こるのが、自然災害なんだけど。