『蒼穹の昴』1〜4 [本]

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浅田次郎・著

正直、歴史には疎いので、知識不足から、時代背景や登場人物に感情移入が出来ませんでした。
もったいない…。

でも西太后の認識が180度変わって、俄然興味が湧いて来た。

この話は、「歴史小説」の一くくりには収まらない。
「生きていく」ことの大切さを説いているように思いました。

貧困。
命懸けの浄心。
クーデターの失敗…。

登場人物の生は、常に死と隣り合わせ。だからこそ、生きているかぎりあきらめない強さに溢れています。

生きる意味ってなんだろう?
そんな激動の時代だからこそ、そんなに全身で生きていけるのだろうか?
まぁ、ワタシはそうは思わないですが。

今の日本はヌルイと言われますが、それはそれで生きにくい世界だと思うから。

様は、やっぱり自分がどう生きたいか、に尽きるのでは? と思ってみたりするのです。

読後に、そんなことをツラツラ考えさせる本ってスゴイ。

ワタシが言うのもおこがましいですが、浅田次郎、どね作品を選んでも、失敗がない作家先生。
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