『殺人出産』 [本]

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村田沙耶香・著(講談社文庫)

独特な世界観の作家さんだった。
ハマりそう。
スルスルとこれまた一気読み。

石持浅海さんの『人柱はミイラと出会う』を思い出したなぁ。
こういう独自の世界観を持った作家さんに憧れる。

どうでもいいけど、石持浅海さんのことをなぜか「小川未明」さんと、名前を間違えて覚えていた…。
なんでかなぁ。
どちらも作家さんなんだけど、ジャンルが違うのに。
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『コンビニ人間』 [本]

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村田沙耶香・著(文藝春秋)

ある紹介記事では「私は私。そう思えることの勇気と素晴らしさが伝わってくる」と書かれていた。

私は「正常な世界はとても強引だから、異物は静かに削除される。まっとうでない人間は処理されていく」という文章にすごく共感した。

「自分は自分」と言えば聞こえはいいが、結局は、こういうようにしか生きていけない、異分子である自分に折り合いをつけ、これからも周りから「じゃあどうすれば正解?」と自分の解釈では理解できない、不要な忠告を聞き流して生きるのだ。

なんとなく自分も「あちら側」ではないかと思うときがあり、すごく身近に感じた作品だった。

土曜日に図書館から借りてきた本は2冊。おもしろくて、その日のうちに読み切ってしまった。
明日、この作者の他の本も借りてこよう。

本って、楽しいなぁ。
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